秋の見どころ
秋の見どころ
テングヨウジ
テングヨウジ
 少しずつ、朝晩涼しくなり始める頃ですが、日中はまだカラッと暑い日が続きます。この季節によく見られるようになるのが、ヨウジウオの仲間です。
 河川内で記録されている魚種の中で、「これ魚?」と思わせるような形をした魚がいます。見た目は、まるで木の小枝!河川調査で魚を採ってきたバケツの中のごみを捨てていると、思わずポイッと捨ててしまいそうになったこともあるぐらい、おかしな姿です。
 四万十川ではテングヨウジ、イッセンヨウジ、クロウミウマなど、これまでに8種類が見つかっています。
 もう一つ、この魚たちの面白い特徴は、オスが子育てをするということです。それぞれの種類によって多少形の異なる、育児嚢と呼ばれる部分にメスが卵を産み付け、孵化するまでオスが守ります。今時のお父さんたちみたいに、イクメンなのです。
 ただ、当館の水槽内では四六時中卵を産み付けられ守っているという訳ではないので、念のため。

 オクヨウジ ガンテンイシヨウジ
クロウミウマ 
オクヨウジ ガンテンイシヨウジ クロウミウマ


もどる Copyright 公益社団法人 トンボと自然を考える会 All Rights Reserved.