豆知識
赤トンボの見分け方
 知っている方には当たり前のことながら、赤トンボは1種類ではなく、アカトンボという名前のトンボもいません。
体が赤い、もしくは赤っぽいトンボを「赤トンボ」と呼ぶのなら、四国四県で記録されている約100種のトンボの内、25種が「赤トンボ」になります。この中には若い(未熟)メスだけが赤いもの、成熟したオスだけが赤くなるもの、一生を通してオスだけが赤いもの、成熟したオス・メスともに赤くなるものなど様々です。
赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方

 全長20〜25mm。四国内では香川県を除く三県で見られます。
四国で見られるイトトンボの仲間として最小の種。背丈の低い抽水植物が密生する湿地に住み、成虫は5月上旬から11月上旬にかけて見られます。

   全長27〜35mm。四国四県で見られます。日当りのよい平地の池沼などに住み、成虫は4月上旬から11月下旬にかけて見られます。 
     
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方

全長26〜32mm。四国四県で見られます。
抽水植物が生育する池沼などに住み、成虫は3月下旬から11月上旬にかけて見られます。
  
  


赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方

 全長18〜20mm。四国四県で見られますが、産地は限られます。世界最小のトンボとして有名。日当りのよい流水湿地に住み、成虫は5月中旬から9月中旬にかけて見られます。

   全長37〜52mm。四国四県で普通に見られる、夏の代表的赤トンボ。抽水植物が生育する池沼などに住み、成虫は4月下旬から11月上旬にかけて見られます。 
     
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方

 全長35〜41mm。四国内では2010年までに、香川県を除く三県から記録されています。温暖化の申し子的赤トンボ。海岸から遠くない河川の渕などに住み、成虫は5月下旬から11月中旬にかけて見られます。

   全長40〜45mm。国内では南西諸島に生息している種類で、四国には梅雨や台風などの南風に乗って飛来してきます。2010年末現在、愛媛県を除く3県で記録されています。6〜7月に飛来した個体が産卵すると、秋口に新成虫が誕生しますが、寒波の到来とともに死に絶え、定着することはまずありません。高知県では6月中旬から11月上旬にかけて観察されています。 
     
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方

 全長50〜55mm。南方系種。四国四県で見られますが、越冬が確認されているのは高知県と愛媛県だけです。水面が開けた池沼に住み、成虫は6月上旬から11月中旬にかけて見られます。
 
     
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方

 全長45〜50mm。四国四県で普通に見られます。春になると南風に乗り、はるばる東南アジアから太平洋を越えて飛来。短期間で世代交代を繰り返しながら、夏期には北日本でも見られるようになりますが、気温の低下と共に幼虫・成虫共に死滅。冬季にはほぼ日本全域から姿を消してしまいます。ちなみに、学名Pantala flavescensのうち、属名Pantalaは「たいそう不幸なもの」と言う意味で、長距離移動する習性を薄幸の放浪者に例えたものとされています。
     
赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方

 全長50〜55mm。国内では南西諸島や小笠原諸島に生息している種で、四国には梅雨や台風などの南風に乗って飛来した個体が、ハネビロトンボに交じって時々見られる程度。2010年末現在、高知県と愛媛県から記録されています。
  
     
赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方   赤トンボの見分け方

全長35〜43mm。四国内では高知県と愛媛県から記録されています。抽水植物が生育する池沼に住み、成虫は5月下旬から10月中旬にかけて見られます。
     

赤トンボの見分け方
 赤トンボといえば、忘れてならないのがアキアカネに代表される秋の赤トンボの仲間です。
 学名Sympetrum、和名はアカトンボ属(またはアカネ属)と呼ばれるグループで、四国内には14種の定着種と、北風に乗って中国大陸から飛来する3種が知られています。何れも一年一世代型の生活史を持ち、大半の種が卵、一部の種が幼虫で越冬します。羽化は主に梅雨期から盛夏にかけて行われますが、若い成虫は一旦水辺から離れ、秋の気配が訪れるまで山林で過ごします。産卵に際してはオス・メス連結したままで行う習性を持ち、晴天の正午前後に多く観察されます。
 ただ、アカトンボの仲間とはいえ、赤いのは成熟したオスだけというものが大半を占め、中にはオスも赤くならず褐色や橙黄色のもの、全身水色になってしまうものまであります。これらの種は異端児的存在と捉えられがちですが、これは秋に生殖活動を行うSympetrumと名付けられたグループに、たまたま赤くなる種が多かったがために、人間たちが勝手に秋の赤トンボ・グループと言っているだけのことで、赤くならないSympetrumたちからすれば、赤くなる方がおかしいと思っているかもしれません。
 Sympetrumにはよく似た種類も多く、つい混同されがちですが、大きさ、ハネ(翅)の斑紋、眉状紋の有無、胸部側面の黒条の数や形、産卵弁の長さ、生息環境、産卵行動の違いなどから容易に見分けることができます。

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
連結産卵

 全長35〜40mm。四国四県で見られます。
オス・メスとも、4枚のハネ(翅)に独特の帯状斑があります。山里の水田地帯に住み、成虫は6月下旬から11月下旬にかけて見られますが、近年は生息環境の悪化で激減しています。
打水、または挿泥気味の打泥産卵を行います。 

赤トンボの見分け方
胸部側面

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方
単独産卵
     
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
胸部側面
     

 全長33〜40mm。四国四県で見られます。
山林に近い水田地帯に多く、成虫は6月中旬から12月下旬にかけて見られます。成熟したオスは全身が赤くなり、メスの大半も腹部背面が赤くなります。空中産卵を行い、連結時には上下動を伴った打空産卵ですが、メス単独では上下動が失せ停止飛翔産卵となります。 


赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方
同色型♀・連結産卵
       
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胸部側面

 全長33〜43mm。四国四県で見られます。
平地の水田地帯を主な繁殖地とする、日本の代表的赤トンボです。成虫は5月下旬から12月下旬、暖冬の年には正月過ぎまで見られます。成熟したオスの腹部は朱色程度でナツアカネほど濃い赤色にはならず、胸部も赤くはならず淡褐色をしています。メスには全身淡褐色のものと、腹部背面が赤くなるものとが見られます。連結、単独ともに、腹部をたたき付けるような打水、または打泥産卵を行います。 


赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
連結産卵

 全長40〜48mm。四国四県で見られますが、高知県では稀な種となっています。
海岸近くで、水面が開けた池沼に住み、成虫は5月下旬から12月上旬にかけてみられます。オス・メスともにハネ(翅)の大部分が淡いオレンジをした、細身の赤トンボで、腹部を水面にたたき付けるような打水産卵を行います。 

赤トンボの見分け方
胸部側面

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方
同色型♀・連結産卵
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♂の前額
赤トンボの見分け方
♀の前額

 全長31〜41mm。四国四県で普通に見る事ができます
木立に囲まれた池沼、湿地、水田など広範な水辺に住み、成虫は6月中旬から12月下旬、暖冬の年には正月過ぎまで見られます。オス・メスとも、前額に眉状の斑紋があり、和名の由来となっています。成熟したオスの腹部は濃い赤色となり、胸部も赤褐色となります。成熟メスの体色は普通、全体に黄褐色をしていますが、オスと同様に腹部が赤くなるもの(同色型)も見られ、出現率は地域によって異なります。また通常、ハネ(翅)はオス・メスとも透明ですが、メスには先端に濃褐色の斑紋をもつものがあり、この出現率も地域によってまちまちです。打水、または挿泥気味の打泥産卵を行います。 
赤トンボの見分け方
胸部側面
赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
♂の前額
赤トンボの見分け方
♂の前額・眉状斑あり
赤トンボの見分け方
♀の前額

 全長30〜3mm。四国四県で見られますが、産地は限られます。
平地の、抽水植物が多く生育する池沼や湿地などに住み、成虫は6月中旬から12月上旬にかけて見られます。和名のマイコは、成熟個体の前額が緑がかった白色となることから、これを京の舞妓の化粧に見立てて名付けられています。メスの前額には明瞭な眉状の斑紋がありますが、オスの大半はこれを欠くものが普通で、ごく小さな眉状斑をもつものが少数見られる程度です。成熟したオスの腹部は濃い赤色となり、胸部は褐色となります。成熟メスの体色は普通、全体に黄褐色をしていますが、オスと同様に腹部が赤くなるもの(同色型)も見られ、出現率は地域によって異なります。マユタテアカネなどと同様、打水、または挿泥気味の打泥産卵を行います。 

赤トンボの見分け方
胸部側面
赤トンボの見分け方
♀産卵弁

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
単独産卵
赤トンボの見分け方
連結産卵
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♂の前額
赤トンボの見分け方
♂の前額・眉状斑あり
赤トンボの見分け方
♀の前額

 全長30〜37mm。四国四県で見られます。
山林に近い流水湿地に住み、湿地化した放置田でもよく繁殖しています。成虫は6月中旬から12月下旬、暖冬の年には翌年1月中旬まで見ることができます。胸部側面の斑紋はマユタテアカネに似ていますが、成熟したオスの腹部は朱色程度でマユタテアカネほど濃くなりません。一番の特徴は前額が淡い水色をしていることで、眉状斑を欠くものが大半、ごく小さな眉状斑をもつものが少数見られる程度です。成熟メスの体色は全体に黄褐色、前額に明瞭な眉状斑を持ち、産卵弁はマユタテアカネより長めです。産卵は産卵弁を湿った泥の中に深く突き刺す挿泥産卵、通常は交尾後にメス単独で行い、連結産卵の多くは個体密度が多い産地で観察されます。

赤トンボの見分け方
胸部側面
赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方
単独産卵
       
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
♂の前額
赤トンボの見分け方
♀の前額


 全長35〜45mm。四国四県で見られます。
木陰の多い池沼に住み、成虫は5月下旬から12月上旬にかけて見られます。オス・メスとも、4枚のハネ(翅)それぞれの先端に濃褐色の斑紋があり、前額に眉状斑はありません。
成熟したオスの腹部は朱色程度で、胸部は赤くならず淡褐色です。普通、メスの体色は全体に淡褐色で、稀に腹部がかなり赤くなった個体が出現しますが、そのような個体はまだ四国内からは見つかっていません。空中産卵を行い、連結、メス単独ともに上下動を伴う打空産卵です。 

赤トンボの見分け方
胸部側面

赤トンボの見分け方
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交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方
胸部側面
       
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
♂の前額
赤トンボの見分け方
♀の前額


 全長40〜50mm。四国四県で普通に見られます。
抽水植物が生育する池沼、湿地などに住み、瀬戸内地方では冬季に水抜きを行っているため池に多産する傾向があります。成虫は5月中旬から12月上旬にかけて見られます。オス・メスとも、4枚のハネ(翅)それぞれの先端に濃褐色の斑紋があり、前額に薄い眉状斑があります。成熟したオスはほぼ全身が褐色、腹部後半の背面のみ赤褐色をしています。いわゆる、赤くならない赤トンボの一つです。メスの体色は全体に淡褐色。ナツアカネと同様の空中産卵を行い、連結時には上下動を伴った打空産卵ですが、メス単独では上下動が失せ停止飛翔産卵となります。 


赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方
胸部側面
       
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
♂の前額
赤トンボの見分け方
♀の前額


 全長38〜45mm。四国四県で見られますが、瀬戸内地方では余り多くありません。
平地の湿田地帯に多く、成虫は6月上旬から12月中旬にかけて見られます。オス・メスとも、4枚のハネ(翅)それぞれの先端に黒褐色の斑紋があり、前額に眉状斑を持ち、特にメスでは明瞭です。成熟したオスは全身が赤くなり、メスでは大部分が黄褐色、腹部背面が褐色となります。腹部を軽く接触させるような打水産卵、もしくは湿った泥の上で触泥産卵を行います。 


赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵
赤トンボの見分け方
単独産卵
       
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
胸部側面


 全長28〜33mm。主に瀬戸内地方で見られ、高知県では記録されていません。
木立に囲まれたため池に住み、成虫は6月中旬から11月下旬にかけて見られます。 赤くならない赤トンボの代表的存在で、成熟したオスは全身が青白色、メスも全身灰褐色となります。普通、ハネ(翅)に斑紋はありませんが、メスでは先端に濃褐色の斑紋を持つものが稀に出現します。空中産卵を行い、連結、メス単独ともに上下動を伴う打空産卵です。 


赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
連結産卵


 全長37〜47mm。四国四県で見られます。
木立に囲まれた明るい池沼に住み、成虫は5月中旬から11月中旬にかけてみられます。オス・メスとも、ハネ(翅)の根元に広い橙赤色の斑紋があります。成熟したオスは全身が赤くなり、メスも大半の個体で腹部背面が赤色となります。タイリクアカネ同様、腹部を水面にたたき付けるような打水産卵を行います。 

赤トンボの見分け方
胸部側面

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方
連結産卵(接水)
赤トンボの見分け方
単独産卵(打泥)
       
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
胸部側面


 全長40〜45mm。四国四県で見られますが、産地は限られます。
木陰の多い池沼に住み、成虫は6月下旬から12月下旬、暖冬の年には翌年1月中旬まで見られ、2008年1月27日に当トンボ王国で生存が確認されたオス1頭が、2010年末現在における非成虫越冬種の長寿全国レコードとなっています。オス・メスとも4枚のハネ(翅)の根元部分と前べりに橙色の斑紋が広がっています。成熟したオスの腹部背面は朱色となりますが、メスは体全体が橙黄色をしています。産卵方法は独特で、一旦腹端を着水させ、蓄えた水を接着剤代わりにして水際の泥や植物に卵を貼り付ける、接水打泥産卵です。ただし、個体数が多い水辺では、干渉個体を避けるように打水産卵を行うこともあります。 


赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方
交尾
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
連結産卵


 全長42〜53mm。国内でみられる秋の赤トンボ中で最大の種類です。四国四県に記録がありますが、定着が確認されている産地は瀬戸内地方に限られます。
抽水植物が生育する平地の明るい池沼に住み、成虫は6月下旬から11月下旬にかけて見られます。オス・メスとも、4枚のハネ(翅)を含む体全体が一様に淡橙色をした、赤くならない赤トンボの一つ。アキアカネ同様、連結、単独ともに、腹部をたたき付けるような打水、または打泥産卵を行います。 

赤トンボの見分け方
胸部側面

赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
赤化型♀(大浜祥治さん撮影)
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方


 全長33〜40mm。中国からヨーロッパにかけて分布、北風に乗って日本に飛来してきます。9月から11月にかけ、海岸近くの水田や河川敷など開けた場所で見つかることが多く、四国四県から記録されています。 

赤トンボの見分け方
胸部側面

赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方


 全長34〜44mm。インドからヨーロッパにかけて分布、台風などの強風に乗って日本に飛来してきます。5月から11月にかけ、オスは海岸近くの明るい池沼で、メスは海浜で見つかることが多いようです。四国では高知県だけで記録されています。 

赤トンボの見分け方
胸部側面

赤トンボの見分け方

赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方
赤化型♀
赤トンボの見分け方
赤トンボの見分け方 赤トンボの見分け方
♂の前額
  赤トンボの見分け方
♀の前額
  赤トンボの見分け方
胸部側面


 全長33〜44mm。朝鮮半島・中国中東部・ロシアに分布、タイリクアキアカネと同様、北風に乗って日本に飛来してきます。前額は♂が淡い水色、メスは黄白色をしています。9月から11月にかけヨシやガマなど、背の高い抽水植物が密生する海岸近くの池沼や湿地帯で見つかることが多く、四国内では愛媛県を除く三県から記録されています。 

赤トンボの見分け方
♀産卵弁

 以上、四国内で見られる赤トンボについての紹介でした。これらを参考に、ぜひ多くの方々に赤トンボたちとの触れ合いを楽しんでいただけたら、これに勝る喜びはありません。


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