豆知識
長いしっぽの秘密
オオギンヤンマ♂
オオギンヤンマ♂
 よく「しっぽ」と呼ばれている部分、実はトンボの腹部です。トンボ捕りの最中、誤って腹部を切り落としてしまうと、全く飛べなくなってしまいます。トンボの細長い腹部は飛翔する際のバランスを取るのに役立っているのです。
 
トンボの背比べ
ハッチョウトンボ♂ オニヤンマ♀
ハッチョウトンボ♂ オニヤンマ♀
 日本で一番小さいトンボは体長だけならハッチョウトンボで、せいぜい2cmまで。全体的イメージでは、体長こそ2cm余りとなりますがヒメイトトンボということになるでしょう。逆に大きいのは南日本のオニヤンマ♀で、最大で11cmほどあります。世界に目を向けると、一番小さいのは、やっぱりハッチョウトンボ。東南アジア産が日本産よりさらに小型です。大きいのは体長だけなら、ブラジルのオオフシナガイトトンボ(Mecistogoster l.lucretia)。全体的なイメージからでは体長は13cmほどですがアフリカのアフリカオオギンヤンマ(Arnx tristis)か、オーストラリアのテイオウムカシヤンマ(Petalura ingentissim)になるでしょう。


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