整備前の環境 | 草原化が進む放棄田 | |||
湿地化した放棄田が多くのトンボ類を育んでいた。整備が始まる前、トンボ類の記録種はすでに60種を数えていた。 (撮影:1980年5月6日) |
人手が入らなくなった水田は僅か数年で雑草に覆われ、幼虫(ヤゴ)の生存にとって不可欠な水辺を失ったトンボ類は急速に減少していった。 (撮影:1983年11月16日) |
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始めての整備作業 | 完成したトンボ池 | |||
真のトンボ保護区となるよう、WWFジャパンと、1985年12月に発足した社団法人トンボと自然を考える会が取得した放棄田を、トンボ誘致池とする整備に着手。参加者は全員ボランティア。 (撮影:1986年3月2日) |
約1ヶ月、延べ200人の手によって第1号トンボ誘致池が完成。スイレンを植え付けた。 (撮影:1986年4月21日) |
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広がるトンボ保護区 | 開園式 | |||
借地方式導入によって、保護区は一気にヘクタール単位に広がり、観察道なども整備された。 (撮影:1988年4月13日) |
礼宮(現・秋篠宮)WWFジャパン総裁をお迎えし、開園式が開催された。 (撮影:1988年7月6日) |
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トンボ博物館オープン | 周辺開発の脅威 | |||
本格的整備から4年後、「地域おこし」の夢も乗せトンボ博物館がお目見え、一般公募により「四万十トンボ自然館」と名付けられた。 (撮影:1990年6月18日) |
トンボ王国の知名度向上は、周辺開発という魔物も呼び込んでしまった。 (撮影:1996年1月25日) |
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さかな館増設 | 環境学習の拠点に | |||
トンボ王国のさらなる前進をもって保護区存続を図るべく、「さかな館」を増築、施設名は「四万十川学遊館あきついお」に改称された。 (撮影:2001年8月13日) |
近年、多様な生態系を活かした自然環境学習の場としての需要も高まっている。 (撮影:2011年5月31日) |
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