深いい?話

飼われているのはどっち
飼われているのはどっち
 

 ここで飼育されている四万十川の魚は、基本的にトンボ王国のスタッフたちが自分たちの手で集めてきたものです。しかも、そのほとんどが全長数pの幼魚、つまりその後の努力で大きく育て上げているという訳です。中には人工飼料に馴染んでくれない気ままな魚もいたりして、スタッフたちはアミエビだの小魚だの、いつも魚たちの食料調達に追われています。怒っているのか、喜んでくれているのかさえ分からない、いつも無表情な魚たちの顔色を伺いながら水を変えたり、薬を入れたり、一所懸命お世話に励んでいるのですが、そんなスタッフたちの心を知ってか知らずか、魚の方はお構いなしに天に召されてしまいます。そこで、ここにいる魚たちの顔をジッと見て下さい。「トンボ王国のスタッフたちを養っているのは、こっちの方だ」という顔をしていませんか?


 

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