野生動物の多くの雄は、生殖活動の一環として縄張りを作る習性があります。縄張争いが、時に殺し合いにまで発展するという動物も少なくありません。トンボは昆虫の中でも特に強い縄張り習性を持っています。ところが、種類が違えば1本の棒に数種の雄が仲良く陣取る、なんていう光景が生まれるのです。自己をしっかりと認識することが「平和」のカギとなっているようです。