トンボ王国のトンボ撮りで、トリを飾るのがキトンボの生殖活動。実際には10月中旬から見られるのですが、若くて敏捷なのと、気温が高い内には日陰を求め草陰に潜り込んでしまうなど、その撮影はかなり困難です。もちろん、穏やかな晴天の正午前後1時間ほどに限定されてしまうものの、師走ともなれば老熟して動作がやや緩慢になることと、低気温ということから日照部の開けた場所で活動することが多くなるため、観察にも撮影にもうってつけです。水を接着剤にして、卵を水際の植物や泥などに貼りつけるユニークな産卵の撮影は、ヒメコウホネ池周辺での待ち伏せをお勧めします。 |