10月は、多くの赤トンボが生殖シーズンを迎えます。中でもよく目立つのは湿地の上で空中産卵を行うナツアカネのカップル。基本的に赤トンボの仲間は、産卵場所が決まると近くで交尾態になる習性があります。つまり、交尾している赤トンボがいたら、間もなく近くで産卵を始めるということ。ナツアカネの産卵は晴天の正午前によく見られますが、空中湿度が重要なポイントとなり、雨上がりで空中湿度が高めの時には、トンボ王国よりも風通しがいい四万十川のトンボ池の方がお勧めとなります。