トンボ撮りガイド

7月

ヤンマの黄昏摂食群飛

ヤンマの黄昏摂食群飛
■ ヤンマの黄昏摂食群飛

真夏の被写体として、大形ヤンマの黄昏群飛を忘れることはできません。梅雨の初めころに羽化したヤンマたちは、6月中〜下旬から黄昏飛翔を行うようになります。このころの飛翔時間のピークは午後7時20分頃で、梅雨が終わるまではやや高空の広範囲を自由気ままに行き来している感じですが、梅雨末期になると午後7時10分過ぎころから多くの個体が一ヶ所に集まるようになってきます。特に梅雨明け当日の群飛は圧巻です。農耕地の減少によるエサ不足や、空中湿度の変化などから往時の迫力は影をひそめているものの、マルタンヤンマ♀を中心にネアカヨシヤンマ、ヤブヤンマなど50〜100頭の大形種が茜空を飛び交います。なお、「-考える会」では、特にネアカヨシヤンマの個体数増加を期して湿地保護区の維持管理に腐心しているところです。


トンボ撮りガイド


もどる Copyright 公益社団法人 トンボと自然を考える会 All Rights Reserved.