シオヤトンボで倒垂型の羽化がうまく撮れなくても、まだチャンスは残されています。少し遅れてトラフトンボの羽化が始まるからです。個体数こそシオヤトンボに及びませんが、カキツバタや伸び始めたハナショウブの葉裏といった、比較的見つけ易い場所で定位してくれるので、倒垂型の羽化撮影はむしろこちらの方がお勧めかもしれません。ただし、4月に入ると気温が高くなることなどから羽化開始時間が少し早まりますので、早朝7時くらいから捜索を始めなくてはならないでしょう。