年越し赤トンボが完全にいなくなると、春のトンボが羽化してくるまでの間、トンボ好きの相手をしてくれるのは成虫越冬種のホソミイトトンボとホソミオツネントンボです。真冬でも晴れて気温が12℃を越えてくると陽だまりに出てきて日向ぼっこしたり、小昆虫を捕食したりします。ただ高湿度を嫌うため、気温が高めでも雨上がりの晴天では風通しのいい高い場所で、乾燥注意報が出ているような日には地表近くで活動します。日差しが弱くなると湿度が上がって高所に移動してしまうため、撮影に適した時間帯は正午前から午後2時くらいまでです。なお、完全な越冬態勢個体を見つけるのには運と視力がモノをいいます。 |