四万十川を代表する魚といえば、真っ先に浮かんでくるのはアユやヌマチチブ(ゴリ)、そしてアカメではないでしょうか。
アカメの成魚は全長1mを超える巨大魚で、幼魚時は体に縞模様がありますが、成長に伴い全身が銀灰色になります。最大の特徴は、名前の由来どおり眼が赤いこと。
そんなアカメは、夜行性でかなり臆病な性格。未だ繁殖行動も知られていないなど、生態的に不明な点が多いこともあり、全国版でも県内版でもレッドリストの高ランクに位置づけられています。ただ、本会が毎年定期的に行っているアカメ幼魚の出現調査では、年によって数に変動があるものの、必ず確認できていることから、実際は一般に思われているほど危機的状況にはないようです。 |
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