四万十川の魚
渡川(四万十川)水系の魚
四万十川

四万十川

 四万十川流域ではこれまでに204種の魚が記録されています(トンボと自然を考える会調べ)。
このうち一生を真水で過ごす「純淡水魚」は34種(アマゴを含む)で、オオクチバスなど他の水系から人為的に移された魚が20種含まれています。またアユなど、一生の間に海と川を行き来する「両側回遊魚」は21種(サツキマスを含む)です。ただし、ウツセミカジカはすでに絶滅したものと考えられています。つまり、四万十川記録種の大半は汽水域(河口域)に見られる汽水魚または純然たる海水魚なのです。この中には南の海から黒潮に乗って泳いでくるヤエヤマノコギリハゼやオニカマスなど無効分散と考えられる魚も多く含まれています。
勾配の緩い四万十川ならではの現象として、ボラやキチヌ、ギンガメアジなどの海水魚が、河口から70qほど上流まで遡上することが知られています。
アマゴ ギンガメアジ
アマゴ ギンガメアジ


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