11月のおすすめ
 目を引くのはオオアオイトトンボの産卵です。水辺に張り出した樹木の皮に産卵するというユニークな習性を持ち、空模様が下り気味になった日の午後、池の水面に覆い被(かぶ)さるように生育しているアカメガシワやヒサカキなどの枝がよく選ばれています。湿地保護区では上旬から中旬にかけ、ヒメアカネの生殖活動がよく見られます。トンボ池ではキトンボの活動が最盛期を迎え、岸近くの深みにコガタノゲンゴロウが越冬のため集まってきます。
 花は、野草としてヨシノアザミ、ツワブキ、リュウノウギク、ヨメナなどが代表格ですが、近年はスミレ、サギゴケなど春の花も多く咲くようになっています。異常気象を受けてのことでしょうか。なお、あきついお・とんぼ館ビオトープのノジギクも見ごろとなります。

リュウノウギク
リュウノウギク


オオアオイトトンボ(連結産卵)   ヒメアカネ(連結産卵)   ツリフネソウとホシホウジャク  
  オオアオイトトンボ(連結産卵)   ヒメアカネ(連結産卵)   コガタノゲンゴロウ  
             
  ヨシノアザミ   スミレ   ノジギクとヒメアカネ  
  ヨシノアザミ   スミレ   ノジギクとヒメアカネ  


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