10月のおすすめ
 おすすめトンボは、マイコアカネ。白っぽい額(トンボの場合には口の上)を、うなじを白く化粧した京の舞妓に見立てて名付けられた可憐な赤トンボです。全国的に減少著しく、しかも高知県内では旧中村市を中心とする幡多地方の平野部だけでしか見られない、まさに小京都のシンボル・トンボといえます。このほか、晴天の日中を中心に、アキアカネやナツアカネなど10種ほどの赤トンボも水辺で活動しています。また、湿地保護区の小池ではタカネトンボが見られます。
 花のおすすめは「コンペイトウ」とも呼ばれるミゾソバです。10月中旬の約10日間、トンボ池を囲む畦にピンクのじゅうたんを敷き詰めたかのように群れ咲きます。また、WWF池奥に広がる湿地保護区の一角では、ベニコウホネが見ごろを迎えます。 その他、中旬まではツリフネソウやシロバナサクラタデ、下旬からはリュウノウギクやツワブキなどの花も開花します。ツリフネソウで吸蜜する、ホシホウジャクの姿はハチドリそっくりです。

観察道沿いのミゾソバ
観察道沿いのミゾソバ


ミゾソバとマイコアカネ(オス)   タカネトンボ(オス)   ツリフネソウとホシホウジャク  
  ミゾソバとマイコアカネ(オス)   タカネトンボ(オス)   ツリフネソウとホシホウジャク  
             
  ベニコウホネ   ツワブキ   ヤマハッカとキチョウ  
  ベニコウホネ   ツワブキ   ヤマハッカとキチョウ  


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