7月のおすすめ
 大形のヤンマが本格的な活動を始めます。谷奥の小流に生息しているオニヤンマは上旬までに羽化を終え、2〜3週間の山林暮らしの後、下旬にはオスが流れの上をパトロールするようになります。梅雨明けからお盆にかけ、午後7時ころに観察される大形ヤンマの黄昏摂食群飛の中心は、全国各地で減少傾向にあるネアカヨシヤンマとマルタンヤンマで、トンボ王国最大のセールスポイントになっています。花はWWF・ジャパン池のチャワンバスがおすすめです。また梅雨明けのころには、ヤブカンゾウもオレンジ色の、よく目立つ花を咲かせます。真夏のスイレンはさらに朝早くから開花し、晴天では午前10時ころからしぼみ始めます。夏休み入りするころ、クマゼミが大音量で暑い夏を演出してくれます。

スイレン(ピンクと黄色)
スイレン(ピンクと黄色)


オニヤンマ(メス羽化)   大形ヤンマ黄昏摂食群飛   ネアカヨシヤンマ(オス)  
  オニヤンマ(メス羽化)   大形ヤンマ黄昏摂食群飛   ネアカヨシヤンマ(オス)  
             
  ヤブカンゾウ   チャワンバス   クマゼミ  
  ヤブカンゾウ   チャワンバス   クマゼミ  


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