6月のおすすめ
 トンボも花も衣替えの季節。トンボは中旬までに春の種類の大半が姿を消し、代わって夏のトンボが次々と姿を見せます。中でも印象的なのは、水面が開けたトンボ池に突き刺している竿の先に悠然と止まっているウチワヤンマと、スイレン池の上を群れ飛ぶチョウトンボでしょう。夏の赤トンボ・ショウジョウトンボもよく目立ちます。花の方は中旬までに1万株のハナショウブが見ごろを迎えます。スイレンは引き続き、連日数千輪の開花が見られるようになりますが、晴天の日には正午までにしぼみ始めてしまいます。5月から満開状態になっているヒメコウホネは、野生化での絶滅が懸念されているレッドリスト種です。夏至のころには、葉の一部も白く色付くハンゲショウも喜ばれています。スイレン池では、ミドリガメと呼ばれるミシシッピアカミミガメの子供が目立つようになります。

ハナショウブ
ハナショウブ


ウチワヤンマ(オス)   チョウトンボ(オス)   ショウジョウトンボ(オス)  
  ウチワヤンマ(オス)   チョウトンボ(オス)   ショウジョウトンボ(オス)  
             
  ヒメコウホネ   ハンゲショウ   ミドリガメ  
  ヒメコウホネ   ハンゲショウ   ミドリガメ  


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